news

2013/12/23

遅延型フードアレルギー検査

美容・健康

「遅延型フードアレルギー」ってご存知ですか?

 

アレルゲンを摂取した直後に激しい症状が起きる、いわゆるフードアレルギーに対し、
数時間から1日、遅い場合は3日後くらいに、人それぞれ、様々な不調(下痢や頭痛、
めまいや倦怠感など)が現れるものです。
すぐに症状が出ないこと、出てもその時によって症状が違ったり、体調不良で
片づけられるレベルだったりして、自分では気付きづらいのが特徴です。

 

血液検査を受けようとすると自費(3万円くらい)ですが、今年の2月に迷いなく病院へ駆け込みました。

その時の私はとにかくいーっつも具合が悪く、不定愁訴のオンパレード。
慢性的な下痢、頭痛、身体のだるさ、寝つきが悪い、常に微熱がある、などなど。
体調がさえないのでイライラしやすく、そんな自分が嫌になったり。
極めつけは、もともと重かった生理がさらにひどくなり、貧血でふらふらに・・・。
「こんなじゃ長生きできない」とまで思い始めた時に、天の啓示にも近い感じで
「食べ物のせいかも!」とひらめき&検査の存在を知り、即病院へ。

 

96種類の食品について「遅延型(専門用語だとⅢ型)フードアレルギー」の
有無を調べられる「IgG96スタンダード・フード・パネル」
結果は惨憺たるものでした。

遅延型フードアレルギー検査結果

遅延型フードアレルギー検査結果1

小麦、乳、卵に始まり、野菜もスパイスも果物もほとんどが「中~極めて高い」。
反応している食品数が多かったので、「低い~中程度のものは3日に1度のローテーション、
高い~極めて高いものは除去してください」と臨床栄養士の先生に指導されました。

これはショックでした!
大好きなビールやおいしいパンにチーズ、外食でのパスタやハンバーグやトンカツや
天ぷらは一切だめ、コーヒーは3日に1回しか飲めず。飲めてもカフェオレは豆乳で。

救いは、「できてしまった抗体は、6ヶ月くらいでターンオーバーされる」
ついでに、「とはいえ月に1回くらいは好きに食べていい」という先生の言葉。

「ならば絶対半年で復活するぞ」と心に決め、「食物アレルギーAtoZ」なんて本も買い込み、
私のフードアレルギー対策が始まりました。

 

こちらについてはまた別途書いていきたいと思いますが、対策中のポイントは↓な感じです。
今後の人生における食の指針にもなりました。

●日本人になじみの深い(食の歴史が長い)和食中心
●同じ食材ばかりを摂取しない
●野菜は加熱して食べる(抗原が失活しやすいとか)
●多品目よりも、旬のものを意識して摂る
●だしをきちんと取るなど味わいを深める手間はなるべく惜しまず
●お米はしっかり食べる(小麦を食べられないストレス対策に)
●整腸剤(ビオスリー)を飲む

 

周囲の理解とサポートのおかげで、半年は意外にも楽しく早く過ぎ、先日、2回目の血液検査を受けてきました。

結果は・・・。

遅延型フードアレルギー検査結果2

遅延型フードアレルギー検査結果2

先生にも、「こんなにキレイな結果は久しぶりに見せていただきました」と言われる
数値の下がりっぷり!我ながら美しい。本当にうれしい!

とはいえ、卵や牛乳、サトウキビは加工食品に含まれていることが多く
除去が難しいとかで、まだ「断」が必要。
その他のものは今まで通り食べてOKで、前回数値の高かった小麦は、週に3回くらい
までならいいでしょうとのこと。
さっそく天ぷらを食べましたよ(笑)

 

数値が示す通り、体調もすっっっかり良くなりました。
今まであんな状態でよく暮らしていたなーと思いますし、やっと健康に自信が
持てるようになりました。
うれしい副産物としては、疲れると悩まされていた慢性的な膀胱炎がなくなり、
生理もマシになり、久しぶりに会う人にはほぼ必ず「やせた?」と聞かれるほど、スッキリしたこと!(ゴハンをおかわりすることもあるのに。)

 

健康に良いと思ってしている食事が、実は不調の原因かもしれない・・・なんて
信じがたいかもしれませんが、私はこの検査を受けたことで、
自分がいかに「頭で食事をしていたか」に気付きました。
「健康のために○○を食べよう」ということばかり考えていましたが、
自分に必要だったのはむしろ「マイナスする食事」でした。

そして、季節の野菜や魚、つやつやのお米とだしをとったお味噌汁、
という和食のおいしさを再発見しました。
ふーっと肩の力が抜けて、心に効く感じです。

 

人間の身体は、食事でつくられます。
今の食生活が自分に合っているかどうか?今後どういった食事をすればいいか?
のヒントとなる「遅延型フードアレルギー検査」。何かしらの、遅れてくるアレルギーが気になる方にはおすすめです。
ちなみに、科学的根拠がないという声も多い検査ですので、「一生食べちゃダメなんだ!」などと結果を妄信したり振り回されたりするのではなく、それを参考に食生活を見直してみる、というスタンスがよいと思います。
私の場合は、まずは命にかかわることもある「即時型アレルギー」の有無を保険適用の検査で調べてから、という順番にしました。

 

ついついアツくなって長くなりましたが、アレルゲンの代替食品紹介など、
このテーマは今後もアップしたいと思います!

※私が検査とカウンセリングを受けたのは、御茶ノ水にある
神尾記念病院の皮膚科・形成外科です。
http://www.kamio.org/guidance/hifuka/index.html

 

※2017.5.16追記
この記事を読んでいただいた方から「どうしたらいいかわからない」というご相談を受けることが増えてきた折、アレルギー検査と結果に対する指導ができる先生のクリニックのPRをお手伝いさせていただく機会に恵まれました。
「仕事だから」ではなく信頼できる先生だと思いますので、ご興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
https://memento-pr.co.jp/beauty-health/1538/

 


by kajima