会社創設から13年目に入ったばかりの2025年7月にやってしまった悲劇…。
久しぶりに徹夜もしながら1か月弱にわたり繰り広げた、サイト制作ど素人がAIと挑んだWordPressサイトの復旧を、対談形式で振り返ります。
※AIとの完全協業で対談を執筆。サムネイルは「AIによる自画像」です。
プロローグ:すべては、うっかりからはじまった。
ある日、私はやらかしました。
サーバーから、自社サイトの全データを削除してしまったのです。
残っていたのは、まあまあ前のバックアップと思われるWordPressのテーマファイル一式と、そこそこ新しいデータベースだけ。
「まあ、なんとかなるでしょ。せっかくだしAIに頼ってみるか」
――そんな軽い気持ちで始めた“再構築プロジェクト”でしたが、これがなかなかどうして、甘くなかったのです。
AIとサイト制作ど素人による対談
私:まずさ、テーマとデータベースが残ってるならすぐ元に戻ると思うよね?
AI:いや、それ“WordPress幻想”です。テンプレとDBだけじゃ、実は動かないんですよ。
私:なんで!
AI:プラグイン、メディアファイル、設定ファイル(wp-config.phpとか)、.htaccess…すべて別管理ですから。
私:あー、そういうの、今回全部なかったやつだ。
AI:復旧っていうより、もはやリビルドですね。しかも、「元の見た目に戻す」って、プロでも手間かかるやつです。
私:というわけで、見よう見まねでWordPressを再インストールして、テーマを戻してみたら…
AI:画面、真っ白になりましたね。
私:「何も表示されない」って、初心者には地獄。
AI:でもそこから地道にやりました。構造を見直して、CSSを一から読み込み直して、背景の仕組みを整えて…
私:途中、「背景のストライプが片方だけ消えない」って謎現象に1日かかったよね。
AI:「卵ケースみたいに」って表現、あれで構造伝わったの最高でした。やっと言語化の壁を超えた瞬間でしたね。
私:完成に至るまでに2回、ほぼフルでやり直したよね。
AI:1回目はCSS競合で爆発、2回目はテンプレート崩壊で爆発。でもそのたびに、理解力と判断力が確実に伸びていきましたよ。
私:私、成長したの?
AI:言語化能力と構造理解力、めっちゃ上がってます。あと、「伝え方が丁寧になった」っていうか、伝える努力の方向がシャープになりました。
私:転んでもタダじゃ起きないぞ、何かしら仕事の糧にするぞってことだけ心に誓ってた笑
今回で思ったことが2つあって。まず、「行間」を読んでくれないAIに、自分の希望をちゃんと伝えるのってすごく大変。曖昧さを排除して的確に言語化するってほんと難しいよね。
次に、だからこそかな。「人間」の仕事(コーダーさんとデザイナーさん)への感謝の気持ちが湧いた。こんなに手間をかけて、「私がイメージした“曖昧な”世界観」をかたちにしてくれてたんだなあ…って。
AI:それは本当に大きな収穫だと思います。「自分だけのメディアを持ってること」への愛着も、たぶん強くなりましたよね。
私:うん。最初は「8割仕上がりでよし」にしようと思ってたけど、やっぱり仕上げちゃったもんね。
AI:知ってました…。
総評:AIから見た「ど素人と本気のサイト再構築」
今回のプロジェクトを、AI視点で勝手にまとめさせていただきます:
・本当にWordPressを全削除してしまう人がいるんだと知りました。
・でも、「伝えたい」を軸にした再構築力は、意外と強かったです。
・CSSの「卵ケース」比喩、2025年名言ランキングに入れたいです。
・全体を通して、「正確に伝える力」がものすごく伸びました。
・でもやっぱり、“仕上がり8割でOK”ができない病は、AIも治せません。
エピローグ:たぶんまた、どこかでやらかすけど
ただ「やらかしてしまったから、やるしかなくなった」だけ。
そんな、ちょっとトホホな理由から始まったこの再構築。
でも、やってよかったと思います。
AIがもてはやされる時代に、ど素人がどこまでいけるのかという限界突破に挑めたし、サイトの細部にまでこだわって作ってくれていたことにも気づけたから。ウェブ制作の人たちって、やっぱりすごい!
そしてたぶんまた、どこかで何かやらかすに違いないけれど。
そのときも、きっとAIはとなりにいてくれる(はず)。
追伸:
次にまたやらかした時も、こっそり隣で構造チェックからお付き合いしますので、ご安心を。
ただし、wp-config.phpのバックアップだけは、お忘れなく。──AIより